はじめてのオープンダイアローグ

はじめてのオープンダイアローグ
本のおすすめポイント
  • オープンダイアローグという対話の姿勢について解説
  • オープンダイアローグの原則・要素・手法がわかりやすい
  • 初学者から学び直しをしたい人まで、幅広く読むことができる

【一言レビュー:対話に秘められた可能性を感じられる、オープンダイアローグの入門書】

『はじめてのオープンダイアローグ』は、オープンダイアローグという対話の姿勢について解説した本です。フィンランドで始まったもので、統合失調症を中心に実践が行われています。

内容は全15章で構成されており、原則・要素・手法がわかりやすくまとめられています。リフレクティングやポリフォニーなどの重要語句についても、丁寧に解説されていました。

実際に読んでみても、オープンダイアローグにおける対話の考え方は参考になるでしょう。個人的には精神医療だけでなく、家族や組織の話し合いにおいても活用できそうだと思いました。

取り入れる難しさはありますが、対話に秘められた可能性を感じられます。オープンダイアローグの初学者から学び直しをしたい人まで、幅広くおすすめできる一冊です。

『はじめてのオープンダイアローグ』の目次

1章 オープンダイアローグって何?
2章 オープンダイアローグの基本的ルール,実践のためのエチケットとマナー
3章 オープンダイアローグの主要7原則
4章 オープンダイアローグの対話実践において守るべき鍵となる12要素
5章 ダイアロジカル・スペース(対話的空間)の創造
6章 ポリフォニーをポリフォニックに
7章 リフレクティング
8章 「今,ここにいる」ということ
9章 受け継がれる言葉と,内的・外的なダイアローグ
10章 オープンダイアローグの歴史
11章 未来語りのダイアローグ:Anticipation/Future Dialogues
12章 早期ダイアローグ&自分の心配事を取り上げること
13章 オープンダイアローグの取り組み方のまとめ
14章 オープンダイアローグについてあらためて検討する
15章 オープンダイアローグに関する対談(八巻 秀×浅井 伸彦)

『はじめてのオープンダイアローグ』の基本情報

編著者浅井 伸彦
白木 孝二
八巻 秀
出版社北大路書房
ページ数208ページ
大きさ縦:21cm
横:14.4cm
厚さ:1.3cm
参考価格3,080円
読書時間の目安約2時間