【一言レビュー】
心理学における「コンプレックス」とは何かをまとめた本。提唱者であるユングの考えに基づいて、コンプレックスの問題と解消をわかりやすく解説しています。「夢」や「元型」にも触れられているので、ユングの考えを整理する際にも役立つと思いました。
『コンプレックス』の目次
第一章 コンプレックスとは何か
1 主体性をおびやかすもの
2 言語連想検査
3 自 我
4 コンプレックスの構造
第二章 もう一人の私
1 二重人格
2 二重身(ドッペルゲンガー)
3 劣等感コンプレックス
4 心の相補性
第三章 コンプレックスの現象
1 自我とコンプレックスとの関係
2 ノイローゼ
3 人間関係とコンプレックス
第四章 コンプレックスの解消
1 コンプレックスとの対決
2 トリックスター
3 死の体験
4 儀式の意味
第五章 夢とコンプレックス
1 コンプレックスの人格化
2 夢の意味
3 男性像と女性像
4 夢の中の「私」
第六章 コンプレックスと元型
1 エディプス・コンプレックス
2 文化差の問題
3 元 型
4 自己実現
引用・参考文献
あとがき
『コンプレックス』の基本情報
| 著者 | 河合 隼雄 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| ページ数 | 234ページ |
| 大きさ | 縦:17.4cm 横:11cm 厚さ:1cm |
| 参考価格 | 1,034円 |
| 読書時間の目安 | 約2.5時間 |
