統計嫌いのための心理統計の本

統計嫌いのための心理統計の本

【一言レビュー】
自分の理解しやすい方法で心理統計を学べる入門書。イメージ・文章・数式の3パターンで統計用語を説明しています。数式が嫌いな人や、自分の研究でどんな統計手法を使うべきかわからない人にとってもわかりやすい内容だと思いました。

『統計嫌いのための心理統計の本』の目次

はじめに――統計における3つの理解

第I部 統計が得意な人を頼るには
 第1章 統計が得意な人を頼るには
 第2章 統計手法を選ぶ上で知っておくべき用語
 第3章 尺度水準と代表値・散布度
 第4章 統計手法を選択するための視点
 第5章 統計手法の簡単な解説と研究例

第II部 心理学でよく用いられる統計手法
 第6章 主要な統計手法を理解する上で知っておくべき用語
 第7章 統計の種類と統計的仮説検定の考え方
 第8章 t検定
 第9章 分散分析
 第10章 カイ二乗検定
 第11章 ピアソンの積率相関係数

付録――統計手法チェック表
文献紹介1――統計の解説書
文献紹介2――統計ソフトの解説書
索引
おわりに

Column 1 量的研究と質的研究
Column 2 分散と標準偏差
Column 3 心理現象は順序尺度? 間隔尺度?
Column 4 関係と違いを区別する方法
Column 5 等しいことを言いたい時は?
Column 6 対応のないt検定と対応のあるt検定
Column 7 統計研究は客観的か?(1)――解釈における主観性
Column 8 統計研究は客観的か?(2)――なぜ有意水準は5%なのか
Column 9 分散分析とカイ二乗検定でわかることの違い
Column 10 直線関係と共分散――なぜ直線関係で共分散が最大になるのか

『統計嫌いのための心理統計の本』の基本情報


著者白井 祐浩
出版社創元社
ページ数208ページ
大きさ縦:21cm横:14.9cm厚さ:1.5cm
参考価格2,420円
読書時間の目安約2時間