【一言レビュー】
大学レベルの社会心理学に対応したテキスト。約500ページありますが、人間の社会的行動の本質について、かなり詳しくまとめられていました。説明もわかりやすく、社会心理学を研究する人には欠かせない一冊です。
『社会心理学 補訂版』の目次
序 章
第1部 人や社会をとらえる心の仕組み
第1章 社会的認知の基礎的情報処理プロセス──社会的認知・自己と他者
第2章 感じたことの影響過程──気分や感情や主観的感覚の影響とその利用
第3章 心と行動をつなぐ自動的過程──意識されない(できない)心の働き
第4章 自己──“私”を作り上げる仕組み
第5章 他者に対する認知・推論──他者を見る目とはどのような目か
第6章 態度と態度変化──感じ考えたことが行動となって現れる
第2部 社会関係から集団・ネットワークへ
第7章 対人関係──「人の間」と書いて人間と読む
第8章 集団の中の個人──認知と行動におよぼす集団の影響力
第9章 集団間の関係──偏見,ステレオタイプ,差別行動の原因と解決方法
第10章 コミュニケーション──伝えること,受けとめること,つながること
第11章 ソーシャル・ネットワーク──人と人のつながりは何を生み出すか
第3部 社会,組織,文化の中の個人
第12章 マスメディアとインターネット──巨大に見える影響力はどこまで実像か
第13章 参加と信頼──社会を動かす
第14章 世論と社会過程──社会の流れを読み,これにかかわる
第15章 消費者行動・環境行動──消費すること,環境に配慮すること
第16章 組織と個人のダイナミクス──組織行動論の展開
第17章 集合行動とマイクロ=マクロ過程──群れをなす人々
第18章 心の文化差──異文化間比較の視点
第19章 心と文化の相互構成──文化を生きる,文化を創る
『社会心理学 補訂版』の基本情報
著者 | 池田 謙一 唐沢 穣 工藤 恵理子 村本 由紀子 |
出版社 | 有斐閣 |
ページ数 | 502ページ |
大きさ | 縦:21cm 横:14.9cm 厚さ:2.2cm |
参考価格 | 3,520円 |
読書時間の目安 | 約8時間 |