【一言レビュー】
小説家の小川洋子さんと、臨床心理学者の河合隼雄先生との対談をまとめた本。立場の違う両者が、それぞれの視点から「物語」について語り合う様子に、心が温かくなります。150ページ程度で読みやすく、人生の気づきも得られるような一冊です。
『生きるとは、自分の物語をつくること』の目次
I:魂のあるところ
友情が生まれるとき
数字にみちびかれて
永遠につながる時間
子供の力
ホラ話の効能
II:生きるとは、自分の物語をつくること
自分の物語の発見
「偶然」に気づくこと
黙っていられるかどうか
箱庭を作る
原罪と物語の誕生
多神教の日本に生まれた『源氏物語』
「死」への思い、「個」への執着
「原罪」と「原悲」
西欧一神教の人生観
厳密さと曖昧さの共存
忘れていたことが出て来る
傍にいること
二人のルート――少し長すぎるあとがき:小川洋子
『生きるとは、自分の物語をつくること』の基本情報
| 著者 | 小川洋子 河合隼雄  | 
| 出版社 | 新潮社 | 
| ページ数 | 151ページ | 
| 大きさ | 縦:14.8cm 横:10.5cm 厚さ:2cm  | 
| 参考価格 | 539円 | 
| 読書時間の目安 | 約1時間 | 
