人生にコンセプトを

人生にコンセプトを

【一言レビュー】
コンセプトを持つことの大切さをまとめた本。人生の支えになる理由、つくり方、夢との違いについて説明しています。著者のコンセプトも具体例として紹介されており、自分の軸や価値観を見つけるヒントになると思いました。

『人生にコンセプトを』の目次

第1章 社会から浮くということ
ユニークな辛さ/世界を解釈しなおす/缶コーヒーのコンセプト/浮きたくない個人と浮きたい企業/1億総浮いている社会/なぜ私たちは浮きたくないのか/常識とは動的である/社会に水をさそう/(仮)理論

第2章 コンセプトの本質
優れたコンセプトの条件/独自性/方向性/物語性/普遍性/「高知家」というコンセプト/コンセプトの意義/コンセプトは芯でもある/常識を広げよう/ゆるスポーツ誕生!/コンセプト先輩

第3章 夢もいいけどコンセプトもね
夢はなにかと難しい/夢とコンセプトの違い/後悔の総量を減らす/私たちは流れに従いすぎてしまう/自由は後悔を生みやすい/息子は目が見えなかった/常識VS非常識/言葉の役割/浮きつづけるためにコンセプトはある

第4章 まずはモヤモヤを整理しよう
コンセプトをつくろう/被災地を救った「届け.jp」/言葉の3つの分類に気づいた日/時間はまっすぐな糸なのか/コンセプトカテゴリーを意識する/前向きな他責思考/モヤモヤを分類しよう/モヤモヤの対処法/社会は言葉不足である/ポジティブモヤモヤとネガティブモヤモヤ

第5章 モヤモヤをコンセプトに落とし込む方法
「コンセプトの方向性」を決める/コンセプトを言語化する/「掛け算法(言葉を掛け合わせる)」/軸ワードのみつけ方/「分解法(言葉を分解する)」/「大変」も分解できる/「穴埋め法(言葉を埋める)」/「ペアリング法(言葉をペアで考える)」/コンセプトは1本あればいい

第6章 コンセプトは借りてもいい
「縦の笑い」と「我と汝」/コンセプトをキャッチする方法/「モヤモヤさん」とうまく付き合う方法/ノープット時間をつくる/自由とは自分に由ること

第7章 コンセプトは軽やかに、しなやかに
遊びがいいコンセプトを生む/コンセプトに縛られない/言葉は必ず不完全である/言葉の発明家になろう/日々を、違和う/思考停止から思考ドライブへ/「浮く」は連帯のはじまり/世界の一部を引き受ける/コンセプトのあとに夢はついてくる/一寸先にひとすじの光を/あなたのコンセプトを見つけよう

『人生にコンセプトを』の基本情報

著者澤田 智洋
出版社筑摩書房
ページ数192ページ
大きさ縦:17.3cm
横:10.6cm
厚さ:1cm
参考価格990円
読書時間の目安約1時間